完璧なはずが…製造現場で崩れた口紅開発の壁

完璧なはずが…製造現場で崩れた口紅開発の壁

2026.04.22

パッケージの外装の設計が目星が付いてきた頃、今度は製造の現場から問題が。

どうしてもなかなか流し込んだ
口紅と土台の容器のドッキングがうまく行かないと。

油脂が原料の口紅はこれまで作ってきた化粧品と異なり
まるでショコラティエの世界のようで
流し込む口紅の温度、型の温度流し込んでからの急冷の温度そこからのドッキングは
何度実験を繰り返してもなかなかうまく行かず
B品の嵐でした。

何とか打開策を得ようと原料メーカーや機械のメーカーに訊ねると同じ答え。

「処方が柔らかすぎる」

硬くレシピを変えたらいいんですよと言われたがそれでは開発の意味がない。

処方を変えたくないと伝えると
「では温度をいろんな方法で変えて正解に辿りつくまで実験をし続けるしかないですね」
ごもっともなご意見だった。

とにかく毎日毎日試作の繰り返し。
新しい物を生み出す苦しみにぶち当たっていた。

ブランドプロデューサー SACHIKO KAKEGAWA

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