色の話、色の名前
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一つ一つにしている色の名前には⽇・⽉・星などにみられる現象(天象)を表す⽇本の雅語がついています。
一般的には色彩の名前がついていることが多いですが、見る人によっては、その色は何に見えるのか、その色を身にまとう人がどんな気持ちで身にまとっているのか、そのまとった人を周りはその美しさをどんな感性でうけとめるかによって取るかによってその⼈の持つ印象は⼤きく変わる。
天象もまさに同じで同じ空も見る人にとって受け取る美しさが違う、一人ひとりの感性が細部の美しさの受け止め方が異なるように、天象を表す日本の古語「雅語」を名前につけました。
例えばB8の 彩雲(さいうん) 彩雲は、太陽の光が雲に反射して美しい色を見せる現象で、その鮮やかな色彩が空を彩る、一瞬の美しさを捉える貴重な瞬間という意味です。この貴重な一瞬は見たその人の瞬間で様々な美しさをおりなしていると思います。 「こういう印象をまといたい」という意思を⼥神がその人の最適な天象としてまとわせてくれる。という想いを込めた⾊の名前なのです。