「難しいですよ」から始まった、キラキラリップへの挑戦
2026.08.20Compartir
口紅の原料を仕入れている原料屋さんにもグリッターの事を聞いてみた。
「グリッター入りのリップを作るなら
良い材料はいろいろありますよ。」
と言ってくれた
ただ私は
「それってPET(プラスチック)ですか?」
と言うと、「もちろん」
と言うよう返答であった。
プラスチックは使いたくないと伝えた。
あとパリでも販売するので、
プラスチックは避けたいと伝えた
(パリは化粧品へのマイクロプラスチック規制が日本よりはるかに厳しいため)
そうすると
あぁそうかぁーいう感じで
まあないことはないんですが..
「でもねぇ それは御社の口紅だと
だいぶ難しいと思いますよ」
と言われた
どういう現象が起こるかと言うと、
口紅の原料は最終的に温めて油脂を型へ流し込む為、
少しずつ温度を変えて冷却していく。
グリッターは最初は混ざっていても固まるまでに重い素材は下へ沈んでしまうのだ。
「だからグリッター入りのリップはもともと作るの大変なんです
よ」と
世の中キラキラグリッター入りのリップはかたまるのが早い原
料や少し硬めの塗り心地の基材で作られることが多いと。
「御社ののような柔らかな基材で作るのであればPETのような軽
いグリッターを使わないと下に溜まってめちゃくちゃ難しいで
すよ」と
「基材は変えないんですよねぇ?」と
言われたので
「変えないです。この塗り心地をキープしたままキラキラリップ
を作ります」
と言うと原料屋さんは
「上手くできるまで実験するしかないですねぇ」
前にも聞いたこのセリフとの再会だった。

SACHIKO KAKEGAWA